火曜日, 1月 27, 2009

今週のブックレビュー

 ゆったり過ごせるはずの1月はなぜかメチャ忙しく。アッという間に1日の神戸も目前になり、今年初のブック収録も目前となり。1日の本番のためのリハは、実は今回は通常の前日ではなく、28日の水曜日にリハだけしに大阪に日帰り、そして翌日収録なのでちょいハードでっせ。風邪もはやっているし気を付けねば。でも大好きな大阪フィルとの久々の「皇帝」はとっても楽しみです!

 さて、今回のブックの特集ゲストは、先日直木賞を受賞された天童荒太さんです。受賞作品の「悼む人」は、取られる前から大きな話題になっていましたよね。ゲストにいらっしゃるのは、受賞前から決まっていたんですよ!あえてここでは作品については触れませんが、天童さんのことは作品やインタビューを拝見して、作家さんの中でもとてもアーティスティックなタイプでいらっしゃるような気がします。

 ブックレビューには一応台本はありつつ、自分の感想や質問も織り交ぜて〜という形で進めているのですが、今回、恐らくまず「受賞おめでとうございます」から始まり、「どんなお気持ちですか?」...みたいな質問になるんだと思うんですよね。実は私はこの質問をする度に、なんだかとっても恥ずかしいというか、こんな質問しちゃってすみませーん!って心の中で叫んでしまうような想いにかられるのです。だってさ、そりゃまず当然嬉しいでしょう?でも嬉しい〜ってだけ言うのもナンだしとか考えて、でも身の引き締まる想い、とか今後をちゃんと見据えてるコメントを付け加えちゃったりしますよねぇ。そこに決して本音はないと思うので、なんだか聞くのが恥ずかしくなっちゃうわけ。私の敬愛する谷川俊太郎さんや横尾忠則さんもそうだったんですが、常に先を見つめているARTISTは、もう世に出ちゃったものは眼中になく、既に次へと進んでいるから、「別にどうも思わないよ」ってもれなくおっしゃるんですよ。すんごいわかるんだな、その感じ。なので、その手の質問だけは、「一応聞かせて頂きます...恐縮です!」って想いながらいつも聞いていると思って下さい(笑)。でも確かにお答えになられるセリフに、それぞれの方の個性は表れますね。
 天童さんは滅多にテレビに出られない方なので、お話しさせて頂けるだけでも光栄です。ワクワク。ドキドキ。